スポーツマウスガードは,スポーツ中の口やあごのけがを防ぐために,上顎の歯に装着します.また,力むことにより歯に直接かかる圧を軽減したり,食いしばる力を得られやすくすることで運動に必要な力を生み出しやすくするという効果が言われています.サッカーではマウスガードの装着が義務づけられてはいませんが,装着が推奨されるスポーツであり,接触プレーにより歯を折ったり,口腔内の切り傷がしばしば見られるスポーツであるため,選手自らの意思ならびに監督,保護者の指導による普及が望まれます. |
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豊泉修院長による氏家英行選手からの歯型の採取. | |
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![]() | 柳町賢一郎先生による樹森大介選手からの歯型の採取. |
![]() | スポーツマウスガードは,歯に密着して装着されるため,精度の高い歯型の採取が必要である.高須洋平選手の場合は,口腔内のケアを行ってから歯型を採取した. |
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豊泉修院長による齋藤竜選手からの歯型の採取. | |
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![]() | 熟練の歯科技工士:鈴木嘉弘により歯型が作製された.マウスガードを作る際にエアー吸引するため,やや固めの石膏を用いて作製し,削ってコンパクトに仕上げる. |
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マウスガードの素材である樹脂を熱し軟化させ,歯型に被せて下側からエアー吸引する.これにより歯型に密着した樹脂板が完成する. | |
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コンパクトかつフィット感のあるマウスガードを,熟練の腕で削って微調整して作り上げる.前歯のみを2枚の樹脂で成型したものや全体を2枚の樹脂で成型したものなど目的に応じてオーダーメードのマウスガードが作製される. | |
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スポーツマウスガードの専門家である日本歯科大学新潟歯学部の畑秀一先生に最終調整を行なって頂いた.歯科医師が作製するオーダーメードであるため,選手のフィット感を最重視できる. |
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