開発コード:G1
顕微鏡用カメラアダプタ一号機.接眼スリーブの外側に,三点固定法でアダプタを顕微鏡に固定している.この固定法は現行の開発モデルに受け継がれている.
カメラは可変式アームに固定されている.光軸合わせが難しく,また着脱の度に光軸合わせを行わなくてはならない.光軸調節機構の開発が課題となった.
開発コード:G2
アームの形状を垂直軸,水平軸,前後軸がいずれも直角に交わる形とした.これにより光軸調節が容易になった.試験的に上下方向の調節に微動装置を装着している.
第二回顕微鏡動画像送信実験に使用していた.微動装置が光軸調節を更に容易にすることが確認できた.
開発コード:G3
垂直軸,水平軸,前後軸いずれの光軸調節にも,微動装置を装着した.また,写真撮影の合間に顕微鏡観察が容易に行えるように.アダプタに着脱装置を装備した.
着脱後の光軸調節はほぼ必要なく,必要であっても,微動装置による修正で容易に前回の設定を再現できる.しかしながら,光軸調節装置を多数装着したため,重量が重くなっている.
開発コード:G4
前回までの開発モデルは試験バージョンであったため角落としをしていなかったが,本モデルでは角落としを行い,曲線的なデザインとなっている.
前回モデルの問題点であった過重量を克服するため,デザイン性を損なわないように接続金具の削りこみを行っている.
本アダプターのデザイン特徴である2本スポークのスポークもφ6mmからφ4mmに変更された.これらによりデザイン性を保持しつつ計量化したモデルが作成された.
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