肝癌

 腫瘍が肝被膜や切除断端に露出していないかを確認します.肝被膜に凹凸があるかも大事です(凹凸があれば肝実質の強い線維化が疑われます).割面では,腫瘍は被膜を有しているのか,胆汁を産生しているのか(緑色調の部分があるか)などを観察します.腫瘍と切除断端との距離を必ず測って下さい.背景に肝硬変があるかどうかを記載します.
(*)腫瘍を切り出したら,腫瘍から離れた(腫瘍の圧排による循環障害のない)背景肝も標本にします.




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